光る雫に手を延ばし なびく風の中走り出す
青いしぶきは繰り返し 朝の匂いを呑み込んだ
遠くから波のさえずり 優しい声よ全て包み込め
静かに流れ出せ 湧き出る 高鳴る思い口に出したら
小さな歌声は何処まで 辿り着くだろう
やがて過ぎてく陽だまりは 雲の帰りを待ちわびる
迷い戸惑う足跡は 同じ所を巡ってる
熱を冷ませ波のささやき 何時の日にか笑える時が来るさ
月日をかみ締めて 振り向き 淀みの中を幾つも越えて
僕らの歌声は あなたに 辿り着くだろう
暑い太陽 やり過ごしたら 地平線が虹を手招く
遥かな歌声が 穏やかに響いて 明日を照らしてる
作詩/小平一明 作曲/笹沼郁夫